日本拳法連盟 青葉拳友会
by dohi-column


構えについて

 対戦者との攻防の中で、特に影響を及ぼすのが「構え方」であります。
構え方には、相対した時の腕や腰の位置等の身構えと、相手を圧倒するような
気迫や気力の充実と云う心構えの二種類に、大きく分けられます。

 身構えは、それぞれの格闘競技により異なります。
日本拳法で主としている構えは中段の構えで、手拳の位置がみぞおち部と
やや低めに構えます。一方、素面で打ち合うボクシングは、脳に近く
ダメージを受けやすい顔面部を守ると共に、相手の顔面部を反撃し易いように
手拳を顔の位置に置くやや高い構えになっています。キックボクシングでは
パンチよりも衝撃が強いハイキックを防ぐためと、蹴りで相手の顔面部を
積極的に攻撃するのに蹴り足を高く上げ易くするため、更に高い位置に
手拳を構えます。また下半身の構えに注目すると、ボクシングではあまり
膝頭を曲げず腰高に構えます。逆に相手に当ててはならない寸止め競技では、
一般に膝頭を曲げて低く構えます。そして日本拳法ではその中間の高さで構えます。

 日本拳法では、ボクシングのようにあまり腰高に構えると相手からの投げの
餌食にされてしまいますし、寸止め競技のように低く構えると面部に対して攻撃が
しにくくなってしまいます。またこのような構えはキックボクシングや
極真空手のルールであればローキックをもらいやすくなってしまいます。
 このように各競技によってそれぞれに最適化された身構え方があり、
異なるルールではその身構えの特徴がマイナスに働くこともあります。

 さて、日本拳法の選手の中には身構えにおいてとても大切な手構えをせず、
手をだらりと下げている人を見かけます。相手からするとどの方向から
拳が飛び出して来るか分かりにくく、本人も体の緊張感が抜ける利点がある一方、
逆にそれ以上の欠点が生じます。突く時には突く為の軌道があり、
そこからズレると体のバランスが崩れ、攻防に悪い影響を与えるのです。
普段から体に緊張感を与えず正確に身構える稽古をすることをお薦めします。

 尚、どの格闘技においても、気迫や気力などの心構えは同じはずです。
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by dohi-column | 2007-03-31 00:00
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