日本拳法連盟 青葉拳友会
by dohi-column
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バランスの考え方

日本拳法に限らずスポーツ全般において、体のバランスを保つ事はあらゆる意味で
非常に重要な事であると言えます。

日本拳法では攻撃のみならず防御に於いても影響を及ぼし、バランスを失う事で
突きや蹴り技が決まらなくなったり、相手に隙を与えたりします。

日本拳法の中段の構えは、前足と後ろ足の重心を五分五分に構える事によって、
頭骨から背骨を通り骨盤までの上半身の垂直軸が保たれ、その事により身体の
バランスが取れ、前後の足捌きをするのには容易となりますが、あまり中心軸に
こだわり過ぎると反対に力の伝達が悪くなります。 

玩具の一つに、両端に重しを付けた湾曲した細長い棒の中心あたりに
台座や指先を当てると釣り合いバランスが取れて倒れない
「弥次郎兵衛(やじろべえ)」と云うものが有ります。

しかし、ここで云うバランスとは、ヤジロベエの中心でのバランスを指すのでは無く、
もっと広い意味でのバランスもあると云う事です。

この弥次郎兵衛の中心でのバランスを、私たちの生活に例えて説明しますと、
健康でいる為に水や空気などが奇麗な環境の所に住み、農薬や化学肥料を使わない
安全な農作物を選んでビタミンやミネラルバランスが整った良い食生活を送り、
毎日の睡眠時間は8時間取り、適度な運動とあまりストレスがない生活を
送る事かもしれません。

しかし、その様な生活環境で暮らしていた人が、水や空気が汚染された大都会に
出てきて生活をしたとすると、都会に住んでいる人に比べ、悪い環境に耐えるだけの
抵抗力が無い為に、体調を崩す事になることは明らかです。

又、バランスを1~10の数値で表すと、ヤジロベエであればあくまでも中心は5になり、
それ以下それ以上も完全にバランスを失って倒れてしまいますが、人間の場合は
あらゆる意味で柔軟性と幅が有り、特に体力が有る若い時に筋力を付けると
更にバランスを取る範囲も広がります。睡眠時間を5時間しか取らなかったら
次の日は10時間ぐらい取り、休みには都会を離れて自然がいっぱいの
環境の良い所へ行くなどして、中心の5から外れて3の生活をしたら
次の日は7の生活をすればよいのです。体力の有る若い時は1ヶ月の生活パターンが
トータル的に5に成れば良く、年齢が高くなり衰えてきたら自ずと期間も短くし、
1から10までの幅も狭くして上手くバランスを取る事です。

このようにバランスとは、もっとトータル的な視野に立って考える必要があるのでは
ないでしょうか。日本拳法における突きの撃力も、適度に中心から外す事で、
勢いの有る強い突きが生まれます。日本拳法も人生もバランス競技であり、
それと共に身体や脳の柔軟性が求められるのです
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by dohi-column | 2007-04-30 00:00
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